竹俣紅は韓国国籍?本名は?元女流棋士って本当?経歴まとめ

2021年からフジテレビのアナウンサーとして活躍し、数々の情報番組のキャスターを務めてきた竹俣紅さん。被害者や遺族に寄り添った温かみのあるアナウンスが高く評価され、井上清華さんと同じく看板アナの1人に位置付けられています。

そんな才色兼備である竹俣紅さんは「韓国出身?」「芸名で活動?」など噂が絶えません。この記事では、竹俣さんの経歴をまとめつつ、真相を解説します。

竹俣紅さんは韓国国籍?

結論から申し上げますと竹俣紅さんは韓国国籍ではありません。由緒正し家柄の血筋を受け継いでいる令嬢です。なんと、竹俣さんの先祖は米沢藩9代目藩主・上杉鷹山に仕えていた家老・竹俣当綱(たけのまたまさつな)。当綱は農政や教育の改革を推進し、鷹山を名君へと導いた功労者です。山形県米沢市には、当綱の偉業を物語る史跡が残っています。

本名は?

竹俣紅さんは本名で活動しており、芸名を使っていません。当綱の末裔のため、父親が山形県の花である紅花になぞらえて名付けました。

https://twitter.com/fumi_7i/status/501733887089704960

竹俣という苗字は非常に珍しく、全国に800人~900人ほど存在しているのではないかと推測されています。発祥は古く室町時代中期の1413年ごろ。旧越後国(現在の新潟県)に住んでいた士族が2つに分枝している二俣の竹を発見したことにより、竹俣に改姓しました。竹俣紅さんの名前には悠久の歴史が宿っていますね。

元女流棋士って本当?

元女流棋士であることは事実です。将棋を始めたのは小学校に入学する前。将棋の解説本と出会ったことがきっかけで、1人で将棋を指していました。その姿を不憫に思った母親が子ども向けの将棋道場を調べてくれたため、小学1年生から本格的に将棋を開始。放課後になれば道場を訪れ、休日は1日中、将棋を指していました。

https://twitter.com/AdvanceJP/status/12216608064

元々、勉強好きで1つの物事に熱中するタイプだった竹俣さんは凄まじい勢いで成長し、全国大会で活躍。11歳の時には名だたる女流プロに勝ち、小学生が女流王将戦の本戦に進むという史上初の快挙を成し遂げました。

難関校に進学

天才将棋少女として注目を集める一方、学業も怠りませんでした。偏差値およそ71の難関校・渋谷教育学園渋谷中学高等学校に進学し、膨大な課題をこなしながら2012年には弱冠14歳にして女流棋士2級になりました。プロの世界の洗礼を受け、勝ち星を積めず苦しんだ時期もありましたが、女流王位戦で上位リーグに進出。その後対局が増え、授業の単位が不足する事態となり、高校3年生の時にはやむを得ず対局を休場し学業に専念していました。

高校時代に芸能活動を開始

竹俣さんは高校時代に日本将棋連盟を通じてテレビ出演の依頼を受け、タレント活動を開始。フジテレビ系で放送されていた「ワイドナショー」および「ワイドナB面」にワイドな高校生として出演していました。芸能の仕事に挑戦した理由は、親に経済的負担をかけて通学したくなかったから。

そもそも女流棋士の場合、対局1回あたりの報酬が1万円以下ということは珍しくありません。竹俣さんは年間に約10局を消化していましたが、年収が100万円弱でした。そのため将棋の他にも職を持って、自立しなければと思ったのです。

早稲田大学に進学

教師から東京大学への進学を提案されるほど模試で優秀な成績をおさめていたものの、大学に行かず、棋士の道を邁進するつもりでした。しかし多種多様な経験を積む機会を求め、早稲田大学経済学部に進学。在学中はジャーナリズムを学ぶ傍ら、数多くのクイズ番組に出演していました。

2019年に女流棋士を卒業してからはメディア露出が急増。とくに「東大王」では東大在学生からなるチームを圧倒し、東大王キラーの異名がつけられるほど大活躍していました。

アナウンサーを志望したきっかけ

転機が到来したのは「Mr.サンデー」に出演した際。椿原慶子アナが冷静に対応する姿に感銘を受け、アナウンサーを志すようになりました。以降、アナウンススクールに通って原稿の読み方などを懸命に習得。さらにフジテレビの就職説明会で聞いた永島優美アナのエピソードを参考にして、常日頃から新聞を音読していました。

https://twitter.com/___sairen/status/1855883447937708263

地道にアナウンサーの実践的な技術を磨いた結果、2020年にフジテレビの入社が決定。即戦力となることを期待されていた通り、入社間もなくから抜群のコメント力と判断力を発揮しています。

まとめ

竹俣紅さんは2024年から「BS フジLIVE プライムニュース」と「みんなのKEIBA」のキャスターに就任。フジテレビの社内でハラスメントが蔓延していることが発覚した際には、被害にあっていた同僚に思いをはせ、葛藤をにじませていました。

どのような状況下でも真摯に仕事に取り組んでいるため、出演を楽しみにしている視聴者が多いようです。「竹俣紅さんは韓国人?」「韓流インフルエンサーに似てる」などSNSに流れている噂は人気の証かもしれませんね