WBCの投手に注目!!150キロを投げれる野球選手は何か違う?

WBCの投手に注目!!150キロを投げれる野球選手は何か違う? トレンド

阪神タイガースがオリックスバファローズを下して38年ぶりの日本一に輝きました。この阪神の優勝を持って3月のWBCでの世界一から始まった長いシーズンが終わりました。

WBC 投手の中には投球速が160キロを超える投手もいて、何か体の作りが違うのではないかと思えるほどです。

実際、佐々木朗希 筋肉は細身でしなやかで、競走馬のようだとも言われています。

そこで今回はWBC 投手など、150キロを超える投手は何が違うのか、調査、まとめていきます。

調査対象は山本由伸、佐々木朗希

今回調査していくのは日本を代表する投手でありながら、ムキムキには見えない山本由伸(オリックス)と佐々木朗希(ロッテ)です。

山本由伸

今シーズンオフにMLB挑戦を宣言している山本由伸投手は2023年10月28日に行われた阪神タイガースとの日本シリーズ第一戦で自己最速の159キロを記録しました。

足を大きく上げず、クイック気味に投げているにも関わらずこのスピードボールを投げられる秘密はどこにあるのでしょうか。

151キロのフォークボールを投げるメカニック

2022年4月2日の日本ハムファイターズ戦で“151キロのフォークボール”を投げ、世間を驚かせました。フォークボールといえば、早くても120〜130キロのボールですが、いったいなぜ投げられたのでしょうか。

これについて山本投手自身は

「150キロのフォークを目指したというより、ちゃんと力を伝える方向が合った結果として150キロが出て、ちゃんと落差もある程度あってというのが狙いです。150キロのフォークが投げられるようになったのは、正しく投げたからだと思います」

と話しています。

正しく投げるというのは、“自身の身体をうまく動かし、力を真っすぐに伝える”ということです。

この自分の身体を正しく使うことに関して山本投手は敏感なようです。

山本由伸はウェイトをしない

山本由伸投手はプロスポーツ選手にしては珍しくウェイトトレーニングをしていません。大谷翔平選手やダルビッシュ有投手らは試合前、試合後にウェイトをしているそうですが、なぜ山本投手はしないのでしょうか。

元々投げるたびに肘の張りに悩まされていたと言う山本投手は

「バランスよく必要なところに筋肉がついていくようなトレーニングを行いました。ピッチャーに必要な筋肉ということではなく、人間本来のカラダの機能を高めていくような方法です。

機能が低下して使えなくなっている部分があったり、左右で偏りがあったりすると、投げる動作にも悪影響が出てしまう。そういうのを消していくことで、無理のない動きができるようになります。まず、まっすぐ立つ練習から始めて、軸を保てるような姿勢、骨盤の動き、胸郭の向き、呼吸のときの空気の入れ方、そんなところからやっていったんです」

(出典:Tarzan

と話しており、このトレーニングの対極にあるウェイトトレーニングはしないようにしているんだそうです。

そうやって本来体が発揮することのできる力を存分に発揮させてあげる筋肉をつけているようです。

佐々木朗希

佐々木朗希投手はいわゆる細マッチョで、筋肉隆々とはいえません。しかし日本人最速165キロを記録しています。いったいあの体からどうやってあのスピードボールが投げられるのでしょうか。

競走馬並みと評される筋肉

佐々木朗希投手はバネや瞬発力がすごいと言われており、かなり上質な筋肉を、それこそ競走馬並みの筋肉を持っていると言われています。

特に太ももの筋肉は短距離走のトップ選手と同等の筋力と評価されるほどで、見た目はシュッとしていますが、一瞬の出力はとてつもない力を秘めていることが分かります。

筋肉の仕組みなども熱心に学ぶ

佐々木朗希投手のすごいところはその筋肉だけではありません。

身体をどのように動かすと自身の力を十分に発揮できるのか、本を読むなどして知識を蓄えておるんだとか。それを自らの体で実践し、より効率の良い、最高出力をする方法を見つけているそうです。

筋トレについて、あるインタビューで以下のように答えています。

筋肉の性質や動き、仕組みはしっかりと知っていて損はないと思っています。自分でウェイトや体幹をしているときにどこの筋肉を動かしていて、その筋肉が体のどのような役割を担っているかなどを知りながら行うのと知らないで漠然と行うのでは全然違うと思います。だから筋肉に関する本はこれからも読んでいきたいです。

産経新聞より一部抜粋にて引用

最後に

今回はWBC 投手、山本由伸投手と佐々木朗希投手がスピードボールを投げられる理由を調査、まとめてきました。

2人に共通して言えることは「身体の動かし方を考え、無駄なく動かす」ことと言えます。

しっかり過不足なく力を発揮することで、常人とは思えないパフォーマンスを発揮することができているようです。

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