今夜9:30NHKのEテレで放送される『マイケル・サンデルの白熱教室2022』。
今回番組で取り上げられるのは、中国の若者たちの間で昨年流行した『寝そべり族』。
番組では日米中の若者が『寝そべり族』について討論するそうです。
中国に限らず、今や社会現象にもなっている『寝そべり族』ですが、
日本では別の言葉もインターネット上で目にします。
今回は気になった3つの言葉
中国『寝そべり族』
『イジョドク』
『ソロモン』
についてまとめてみました。
みなさん一緒に見ていきましょう!
中国の『寝そべり族』って?【Eテレ・白熱教室】
『寝そべり族』(寝そべり主義)
「寝そべり主義」とは、簡潔に説明すれば“六不主義”である。「家を買わない」「車を買わない」「結婚しない」「子どもを作らない」「消費しない」「頑張らない」という六つを“しない”こと。そして、「誰にも迷惑をかけない、最低限の生活をする」ことを指す。
引用元:https://diamond.jp/articles/-/277433?page=3
中国はこれまで、過酷な受験戦争を勝ち抜き、名門大学に入れば
国家機関や有名企業に就職できて成功した人生を手に入れられた人もいた。
だが近年、良い大学を出ても、かならずしも良い就職ができるとは限らなくなってしまった。
社会の格差がさらに広がり、階級が固定化してきたことなどが原因といわれている。
都会に生まれ、親の代から金銭や人脈に恵まれている人は最初から勝者である一方、
そうでない人や農村の若者は階層を超えることは至難の業。
毎年の新卒者が約800万人もいる就職競争の中で、
実力があっても就きたい職業や入りたい会社を見つけることは大変難しい。
そうした中、受験戦争、就職戦争を勝ち抜き、やっと都会で働けたと思ったら、
996(朝9時から夜9時まで週6日間勤務)や
007(午前0時から深夜0時まで週7日間勤務)といわれる過酷な労働環境という現実が待っていた。
「もう疲れた……」とばかり寝そべり始めた中国の若本たち(90年代から2000年代生まれのZ世代中心)が
昨年、『寝そべり族』『寝そべり主義』として日本のニュースでも話題となった。
このライフスタイルは中国の若者の間で大変共感され大流行。
今は中年層も加わり、社会現象になっている。
「寝そべり」という形で、社会に対しての不満や閉塞感に抵抗している。これは「非暴力的、非協力的な抵抗」でもある。
引用元:https://diamond.jp/articles/-/277433?page=4
『イジョドク』って?【Eテレ・白熱教室】
『イジョドク』(異常独身男性)
『イジョドク』は『異常独身男性』を略した言葉であり、
2020年前後、SNSなどインターネットで広がったネット用語の1つ。
具体的な定義はない。
独身男性が ”自虐ネタ” として使うことが多い。
ここからは筆者の私見になるが、
男女問わず結婚や子供を持つことは個人の自由とされている今の世の中だが、
公にはまだまだ、「どうして結婚しないの?子供は?」と
独身者に対して、結婚しないのにはできない理由・問題があるかのような
視線、圧がある。
周りから言われる前に男性たちは自虐ネタとして
自分から言っているのではないだろうか。
決して独身者=異常者ではないし、
独身を選択したことが、あたかも社会から外れているというような
考え方は変えていく必要があると思う。
みなさんはどう思いますか?
『ソロモン』って?【Eテレ・白熱教室】
『ソロモン』
『ソロモン』とは、ソロ男(そろだん)正式には「ソロ活動系男子」、略してソロ男。結婚しない独身男性のこと。
同様に結婚しない「ソロ女」や、結婚したが離婚してソロに戻る人など、
広い意味でのソロ生活者を「ソロモン」と呼ぶそうです。
また、「結婚したいのにできない」独身を「未婚」と呼ぶのに対して、
「自らの意思で結婚するつもりのない」独身に対しては「非婚」という言葉も使われるようになり、
未婚と非婚とでは同じ独身であったとしてもその価値観も生き方も大きく異なるようです。
引用元:https://toyokeizai.net/articles/-/580378?page=2
上のグラフの2015年の時点を見ると、
男性は生涯未婚率(結婚したいのに出来ない > 選択的非婚率(結婚するつもりがない)
に対し、
女性は生涯未婚率(結婚したいのに出来ない < 選択的非婚率(結婚するつもりがない)
となっています。
「結婚できない男」と「結婚しない女」が現在の日本の未婚・非婚の構造のようです。
中国『寝そべり族』・『イジョドク』・『ソロモン』まとめ【Eテレ 白熱教室】
中国のSNSで大流行し、社会現象にまでなっている『寝そべり族』が
NHKのEテレで今夜9:30から放送されます。
番組では
・彼らの行動は社会にとって悪影響なのか?
・すべての人には社会に貢献する義務があるのか?
・あるいは個人の選択や自由はどんな場合でも尊重すべきか?
など、日米中の若者が賛否両論をぶつけあうようです。
『寝そべり族』を調べるうちに『イジョドク』・『ソロモン』といった言葉も気になり
今回まとめてみましたが、いかがでしたか?
当記事が身近な方と一緒に考えるきっかけになれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。