今村聖奈が引退を勧告される理由は?これまでも違反?成績も紹介!

2022年にJRA女性騎手としてデビューし、17戦目で初勝利を挙げた今村聖奈。ルーキーイヤーで女性騎手初となる50勝を達成し大きな話題となりました。そんな今村聖奈ですが、デビューから数年で引退勧告されているという噂が広まっているのをご存じでしょうか。今回この記事では今村聖奈について解説していきます。

今村聖奈が引退勧告される理由とは

今村聖奈が引退勧告されているという噂がありましたが、これは調べてみた限り事実ではないようです。恐らく、今村聖奈と検索すると「引退」の文字が出ることから「素行が悪くて引退勧告された」と噂が広まったと考えられます。

なぜ、今村聖奈は引退が囁かれているのでしょうか。その理由について解説していきます。

スマートフォンの不正使用による出場停止

2023年5月、騎手控室でのスマートフォンの使用により今村聖奈を含む計6人の若手騎手が30日間の騎乗停止処分を受けました。

この時、今村騎手は同級生の角田大河騎手と通話していたことから八百長疑惑も挙げられていました。JRAは八百長の可能性はないと公表しています。

このスマートフォン使用による八百長疑惑がSNSで話題となり引退を断言するような投稿もあったとのこと。この事件により今村騎手の騎乗依頼も減ってしまったことから「今村聖奈は引退する」と噂が広まったようです。

https://twitter.com/lem0EQbhgf43347/status/1856602104993128824

成績不振

華々しいデビューをした今村聖奈ですが、デビューから2年後の2024年は成績がガクッと落ちてしまい、デビュー以来最低の6勝に留まります。この年の成績が落ちた理由に5月4日のレース中の落馬より2週間戦列を離れたこと、6月26日の調教中の落馬により脱臼し手術を受けたことが原因です。

競馬はギャンブルで多くの人が騎手や馬に期待します。そのため、成績が不振になると競馬ファンから標的になり厳しい意見も飛び交います。この厳しい意見の中に「引退」という言葉が含まれていることから引退の噂が広まっているようです。

角田大河騎手の訃報

2024年8月10日、今村聖奈の幼少期からの同級生で同期の角田大河騎手が、21歳という若さで亡くなったことを発表。この件で今村聖奈を心配する声が多くある中で「このまま引退してしまうのでは」と噂になりました。

角田大河騎手の死因については公表されていません。しかし、亡くなる数日前に函館競馬場の芝生に車で侵入し、翌日に事情聴取を受けた後、上野幌駅で自殺したと言われています。

この訃報に関して今村聖奈はSNSを更新。少しずつでも前を向いて頑張ることを公言しています。

https:////twitter.com/Vall00001/status/1822916357249544401

ファンの投稿が影響

競馬ファンによるSNSの投稿で「今村聖奈騎手の話題」と「自身の競馬引退」が混ざってしまい「今村聖奈 引退」という組み合わせが生まれた可能性があります。

他にもニュースの1つとして今村聖奈の勝利と共に他騎手の引退話題などが取り上げられる場合もあります。良くも悪くも名前が良く出ていることから、それだけ注目されているという事でしょう。

https:////twitter.com/peacefulmind27/status/1631588671991476224

スマホ使用以外の違反行為

今村聖奈は、スマホ使用の違反行為以外にも「馬への傷害疑惑で引退勧告されている」などと言われています。しかし、スマホ使用以外に違反行為をしたという情報はニュース記事になっていません。

恐らく話題を呼びたい人達がYouTubeなどで視聴者を集めるためのデマ情報によって「今村聖奈 引退」という噂が広まったと考えられます。

今村聖奈の経歴を紹介

今村聖奈の経歴について紹介します。

デビュー前

2018年、元JRA騎手の今村康成の娘として生まれた今村聖奈は競馬学校騎手課程第38期に合格。2022年にJRA競馬学校騎手過程を卒業して騎手免許を獲得しています。同期には大久保友雅、川端海翼、佐々木大輔、土田真翔、角田大河、西塚洸二、鷲頭虎太などがいます。大久保と角田は幼馴染で小中学校からの同級生です。

騎手デビュー

2022年3月に寺島良厩舎から騎手デビューを果たします。3月5日に阪神競馬1Rの3歳未勝利戦で初騎乗。その翌週の3月13日の阪神競馬にてデビューから17戦目で初勝利となります。

5月22日には通算10勝目を獲得し、女性騎手によるデビュー年の最多勝利数を22年ぶりに更新しました。

重賞デビュー

2022年7月3日、小倉競馬11RのGⅢレース「CBC賞」にてテイエムスパーダで重賞初騎乗。日本レコードを0.2秒更新するタイムで逃げ切り重賞初騎乗で重賞初勝利を飾りました。

騎手となって1年目で重賞を制覇したのは14年ぶり。三浦皇成に次ぐ10人目の達成者です。重賞初騎乗で初制覇は女性騎手として初。JRA重賞制覇は女性として3人目になります。

https:////twitter.com/ktvkeiba/status/1545577555717427200

50勝達成

2022年12月17日に行われた中京5Rで勝利し、史上5人目かつ女性騎手初の1年目で50勝を達成します。最終的にこの年はJRAで51勝、地方競馬場で4勝という好成績を残し「JRA賞最多勝利新人騎手賞」を獲得しました。

スマートフォンの使用で騎乗停止に

2023年5月3日、使用不可となっている騎手控室でスマートフォンを使用し30日間の騎乗停止となります。この影響で今村聖奈への騎乗依頼は激減。この年の勝利数は前年の半分以下である25勝となりました。

落馬により不調に

2024年5月、馬場入場後に落馬し右足を負傷。約2週間レースから離れることとなりました。その1か月後の6月26日、函館での調教中に再び落馬。右肩を脱臼し、7月3日に手術を行います。

2度の落馬による離脱の影響か、2024年は不調となります。2024年の勝利数はデビューしてから最低の6勝となりました。

見習い騎手を卒業

2025年5月に京都競馬場の橘ステークスに出場し勝利。通算101勝となり見習い騎手を卒業しました。以降の重量ハンデは、見習い減量が無くなり女性減量の2キロ減のみとなります。

https:////twitter.com/masa_dorispi/status/1921524826155462920

今村聖奈の成績

今村聖奈の年度別成績は以下の通りです。

年度1着2着3着騎乗数
2022年514842606
2023年253034486
2024年699192
中央8287851284
地方136958

まとめ

今回は、JRAで活躍する女性ジョッキー今村聖奈騎手について解説しました。デビューから大活躍を見せていた今村聖奈騎手ですが、スマートフォン使用事件をきっかけに大きく崩れ、引退がささやかれる理由にもなっています。しかし、様々な困難がありながらでも前を向いており、2025年5月には通算101勝を獲得し見習い騎手を卒業しました。

「引退しろ」という冷たい声もありますが、まだデビュー4年目で21歳の若手です。今後も様々な活躍を見せてくれることに期待して今村聖奈騎手を応援しましょう!

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